『毒笑小説』 東野圭吾

 笑い話だというが、そこまで笑いはしなかったし、にやりとしたかも微妙なところ。笑い話にしようとしてるつもりだろうに、現代日本への批判へと向かおうとしているところが鼻についた。

 面白かったのは「エンジェル」。地球が青かったりするのを当然だと思うのは、そこに住む生命体がそれしか見ていないからで、赤い地球もまたありうると。
 「栄光の証言」も、こういう事はあるよなと思った。素材自体、あるよなというものなのだが、それが証言という本人の力にこれほど拠らないものも珍しい。それでも得意になるというのは、ままある話。

 笑える、ではなく面白い、のが感想。

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