『T・R・Y』 井上尚登

 映画のほうはその存在も知らないまま原作を読了。中国革命同盟会の話という事で、気になって読んでみた。面白いと言えば面白かったのだが。
 あまり登場人物に感情移入が出来なかった。読む時期が寸断されていたせいかもしれないが。騙しのどんでん返しも、びっくりするというほどではなく。うがった読み方をしていたこちらが悪いのだが、さほど驚きはなかった。むしろ、あれが蒋介石なのか、という方が驚き。全てにつけ、もう半回転ひねりが欲しかった。もしくは、要らなかった。騙す事の直球勝負か、アクションの直球勝負。人間関係のそれか歴史モノ、どれかに絞っても良かったような印象。
 脇役さよこの哀しい人生がこの作品の白眉かもしれない。

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